【子どもに問いかけ、同じところに立って、一緒に考え合う~コロナを新しい学びのきっかけに~】

 

コミュニケーション能力向上事業について、学校の先生と打ち合わせ中、今年の運動会の話に。
「難しいですねぇ。やってもただ走るくらいしかできないですね」と先生。

このことがずっと気になっていて。
withコロナの運動会。確かに今までどおりは難しい。
でも、「今まで通り」を捨てることで、逆に生まれる形があるかもしれない。
実現可能な「新しい運動会」

家に帰って子どもらに聞いてみる。
運動会とかどうしたらいいと思う?

大繩はあかんやろ。八の字飛びならいいんちゃう。
一人づつ一斉に跳んで誰が一番長く飛べるかもありやな。

リレーはバトンを素手で渡すのがアウトなんやんなぁ。
足でドリブルリレーとかは?サッカー部、有利すぎやわ。
じゃぁ、石をバトンに石けりリレー?!いろんな石を用意して、どれを使うかはくじで決めてさぁ。
石を探すところからリレーにしてもいいんちゃう。

道具を使わない障害物競走。障害を数学の計算とかにしたら、意外な奴が優勝するかも。それな。大番狂わせ起こるな。

小学校のダンスも練習いらんのにしたらええねん。
ジェスチャークイズみたいに「クラゲ!」とかお題出してそれぞれ踊るとか。
それなら「海」とかの方がおもろいんちゃう。クラゲとか魚とかワカメとか船とか波とか、深海の岩とか、いろいろできるやんかぁ。
覚えて何度も練習するよりいいやん。

話してる内にいろんなアイディアがどんどん出てきた。なんだったら、「今までの運動会」よりええんちゃう?

今のこの状況は、先生だって初めて。子どもたちと一緒に考えたらいいんじゃないかなぁ。
子どもたちの発想豊かなやわらかーい頭から思ってもいなかった素晴らしいものが生まれるかも。
withコロナのあたらしい行事のありかた、形。子どもに問いかけ、同じところに立って、一緒に考え合う。

この過程って、まんま、アクティブラーニング「主体的・対話的で深い学び」じゃないかしら。

いつもは邪魔になることもある前例もないし、正解も誰にもわからない。
それを逆手にとって、コロナを新しい学びのきっかけに。

今はまだ、分散登校が続いていたり、入学式もまだの学校があったりその日その日を安心に安全に乗り切ることで精いっぱいで
先生方も落ち着いて考えられる状況ではないと思う。
もう少し余裕が出てきた頃にまた機会があったら、先生と話してみようっと。

写真は4年前のうさぎはらっぱの真冬の運動会の様子。ボールinなべ
この運動会、企画~当日の進行まで全部、はらっぱでできることを子どもらが自分たちで考えて行いました。
子どもたちの企画力、すごかったです!!

#ころなつれづれ #主体的対話的で深い学び #前例も正解もないこの状況だからこそできること
#今必要なのはフラットな対話 #子どもに聴いてみよう