人形劇をするために必要なものは何でしょうか。
答えは「人形」と「劇」です。
いやまあ、石を投げられそうな答えですが、これが結構人形劇作りの本質を突いてるんですね。
この大きな2つのものをどう作るか、その道はたくさんあって、どれを選ぶかで、あまたある人形劇の個性が出てきます。
1月に上演が始まるたくたく堂のはじめての作品では、「劇」の「お話」を作るのに「絵本」からスタートしました。
誰かが作った絵本のお話を人形劇にするっていうのは、プロアマ問わず、定番中の定番、ド定番。本屋さんでも図書館でも、子ども向けのいろんな絵本があって、それを見ながら「あ、これ人形劇でやったらおもしろいぞ」ってなって、人形劇用に台ホンに書き直す、そんな感じ。
でもおじさんは思いました。劇のお話をつくるのも人形劇屋さんの仕事でねーべか。じゃあ、原作の絵本から作るべ、と。
なんか途中考え方の飛躍があった気もしないでもないけど、そんなこんなでオリジナルの「絵本」という形の「劇」のタマゴが生まれました。